とある体育教室のレッスンにて。小学校1年生から5年生が在籍しているグループです。

ある日の内容で「今から跳び箱は男の子がやって、マットは女の子がやるよ!」と話しました。男の子達は「よっしゃー!」と、勢いよく跳び箱の列に並びます。全員が並び、すぐに挑戦し始めました。

その後に女の子達(3、4年生の数名)が私に話しかけてきました。「みつ先生、なんで男子だけ跳び箱で、私達はマットなの?」と。もちろんその子達は跳び箱が嫌いなわけでもないので、単純に疑問に思ったようです。

「男の子はパワーがあるから、跳び箱を先にやって力をどんどん使ってほしい。女の子は身体の柔らかさを使って、マットの技をやってほしい。」と伝え、その子達は「ふーん、そうなんだ!」と納得した様子で、マットに取り組み始めました。

体育指導をする中で、言葉掛けがとても大切になってきます。一言間違えれば、やる気をなくしてしまうかもしれない。逆にその一言がきっかけで、進んでいくかもしれない。女の子だけに限りませんが、小学生の子ども達には「この内容をする意味」をしっかり伝えることで、行動に移していくと考えています。

「ただ体育をする教室」ではなく、「子ども達とのコミュニケーションをしっかり行っていく体育教室」でありたいです。